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新春特別対談企画 | ラオックス株式会社

新春特別対談企画

― あけましておめでとうございます。昨年コロナで色々とありましたが、1年間振り返っていかがでしたか。
飯田COO:全般的に大変でしたね。毎日変化への対応に追われ、とにかく対応力、耐久力の2つが問われた1年でした。
羅社長:会社は大変な1年でしたね。新型コロナウイルスの感染拡大があって、渡航規制により当社のインバウンドのお客様が大きく減りました。昨年の苦しい1年の中で、一つ大きな仕事としては、飯田さんを掴まえたことです(笑)。それが一番大きな成果ですね。なんとか一つ、少し光が見えてきましたね。
― 昨年11月に新しい体制ができて、この1年どんな年にしていきたいか、意気込みをお願いします。
飯田COO:引き続き未曽有の状況で変化への対応はまだ続くと思います。ただし、その変化への対応は予測できる範囲で、これ以上悪いことはないと思っています。いかに変化に対して先取りし、変革できるかですね。変革の年です。

― 先取りがキーワードですね。
羅社長:そうですね、一つはコロナ後です。コロナ後の新しい時代にラオックスがどう変化していくかが大きなテーマになってくると思います。これはビジネスだけでなく、我々社員の意識も、です。もう一つはラオックスのビジネスモデルは既に10年以上経つので、次の新しい体制で、迅速にラオックスの次の10年の方向性に向けて活動することを期待しています。
― 飯田COOは入社して1か月経ちました。北九州や千葉、関西を含めご出張で各地をご覧になられましたね。当社グループにどんな印象をお持ちかお聞かせください。
飯田COO:我々が持っているアセットをうまく組み合わせれば、今の困難な状況を打開できると思っています。むしろ、ポジティブな方向へとターンアラウンドできる。社員の方々とお話ししていて、非常に多様なバックグラウンドを持っている人が多く、これこそが我々の武器だと思っています。新しい方向性を示した上で、様々なビジネスに必要な要素があり、それを多様なバックグラウンドを持つ社員が方向性を揃えて進むことで、大きな成長を見込めると思っています。
― よくダイバーシティ(多様性)とお話されていますが・・・国籍で言うと16の国籍の方が働いている。この特徴は今後の成長に向けてキードライバーとなっていくと思いますが、多様性をどのように活用していきたいとお考えでしょうか。
飯田COO:多様性は勿論、国籍もファクターの一つとなっていますが、国籍だけではなく、一人ひとりがもっている経験や背景、スキル、情熱、そういったものが全て違うわけですね。違うけれども、一つのゴールに向けて意識を揃えて、自分の強みを発揮することが最も重要だと思っています。そういう意味では、今後は適材適所の人員配置が問われると思っています。そのためには我々リーダー陣が個人個人、社員一人ひとりの想いや、やってみたいことを深く理解しないとモチベーションを高めることはできないと思っていますので、そこに関しては腐心していきたいですね。
― 昨年90周年で今年は91年目を迎えました。100周年に向けての第1年目としてとらえることができますが、中期的に5年後、10年後と世の中に対して貢献していく存在である為に、どんな方向性があるのかお聞かせ願います。
羅社長:90年の歴史というのは、株主の皆様やお取引先のご支援なしでは続けられないということはまずありますね。 方向性として重要なのは、先ほど飯田さんの話にも出てきましたが、多様性です。当社が抱えている課題について、どうやって価値のあるものにしていくか、集中と選択をやっていくべきですね。会社は困難や難問を乗り越えてから次に向かった方が良いです。そういった意味で、会社に入ったときに良い会社であるよりも、多少の困難があり、転換していく方が、おそらく将来、会社の成長としてプラスになると思います。そういった意味では、悪いけど、いいプレゼントをしたと思っています(笑)。現在、当社の業績は良いものではないが、多様化の文化や新しいことにチャレンジすることは他社に勝てるものはない。ぜひ、次のリーダーにも新しいものへの前向きな精神を大事にしてほしい。
飯田COO:ありがとうございます(笑)
羅社長:そしてもう一つは混乱の中で常にグローバル化に向けて前進し、常に失敗を恐れていない。当然、結果を残すためにはこればかりではないが、残った課題は多いものの、飯田さんには是非ともそこは大事にしていってもらいたいですね。これまでの10年間、ラオックスは世の中をリードした時期もあり、「ラオックス」というブランド認知は広まりました。しかし、次の10年は、名前だけじゃなく、名実ともに社会に貢献、社会をリード、そして人々にプラスになる価値を提供できる会社にしてくれることを期待しています。
― 多様なバックグラウンドや新しいことへの失敗を恐れずチャレンジすることは当社の強みですね。飯田COOから見た当社の強みは?
飯田COO:すべての領域ではありませんが、エリアごとに非常に強い人材、つまりスペシャリストがいます。そのスペシャリストが今の変化の状況に日々対応しています。また、これからの成長に向けて戦略を練っていったとき、エリアごとに見ると人材がまだ少し弱い部分もあるが、チームの組み替えによって実現できるものだと思っています。管理方法を変えれば新しい突破口は見えてくると思います。
― 数字、ロジックというのは、今後スピードを持って経営するに当たりより一層必要になってくるということですね。日本の企業の中で、90年続いている企業は多くありませんが、当社の歴史を振り返ってみての強みはいかがでしょうか。
羅社長:1000年以上続く企業が世界一多いのが日本。世界に10社ある中で8社は日本企業で、さらにそのうち7社は旅館です。長く続くということは当然良いことですが、ただ歴史が長いだけでは意味がありません。長く太く、意味がある存在になっていかなければいけない。当社は、1930年からスタートして、日本の激動の近現代の歴史そのものです。繁栄と凋落を繰り返しています。私が社長になった当初、社員は94名、売上は90億円ほどに過ぎませんでした。今は、規模こそ大きくなっているが、多少方向性を失っている面は否めません。この90年は、長いからといって自慢することでないと思う。シャディは94年、ラオックスは90年、オギツは68年。100周年にむけてラオックスがどういうものになるか。爆買いは、我々の成果であり、誇るべきことではあるが、事業の中身がさらに大切で今後10年がどうなるか、非常に楽しみであります。
また、次世代は今よりも多彩な世界になっているし、ラオックスにもチャンスは大いにあると思います。ただし、その中で次に何をやっていくか。100周年でラオックスはこういう会社と言えるようになっていたい、それが楽しみですね。
飯田COO:90年が長いか短いか、と言われると当然長いと思います。歴史の中で一つ言えることは、それだけ長く続いたということはDNAのどこかに不死鳥のように窮地に陥っても生き残る力があり続いてきたということ。必ず乗り越え、そして再び花開いていく。
羅社長:当社は今、病に冒されたような状態ですね。90年というのは、時間という意味で捉えると意味が無いのだけれども、社員の気持ちをまとめていくには良いキーワードになる。それぞれの人の想いのなかで、次の100年に向けて会社が成長していくにはどうするか、100周年のラオックスをどうするか・・・社員一人ひとりが考える上で良いキーワード、きっかけになると思います。100周年に向けた最後の10年を無駄にすることなく、新しい生命で、新しい息吹をどう吹き込んでいくのか、社員の気持ちをまとめていく上で今はチャンスですね。
― 当社のリテール事業を再構築していく上でのポイントをお聞かせください。
飯田COO:一番はお客様ですね。当たり前ですが、お客様からすべてが始まるので、訪日旅行客の団体であっても、一人ひとりがお客様です。団体旅行客は、すごい勢いでお買い物をされ、レジを通過していくわけですけれども、現在のテクノロジーがあれば、一人ひとりのお客様に肉薄し、知っていくことができるわけです。それはラオックスだけでなく、シャディもオギツなども同様です。個人のお客様を知ることから全てが始まります。小売の本質は個に肉薄すること、そこからビジネスを組み立てていくのが一番の王道だと思っています。

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