代表挨拶
Message

総合免税事業からクロスボーダー
デジタルリテーラーへ
ラオックスグループは、今年創業91年目を迎えました。
私たちは2008年までは家電量販事業、2009年以降から昨年までは総合免税事業をコアに据え発展してまいりました。しかし昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、社会全体が大きな変化を迫られた年であったのと同様に、インバウンドビジネスのパイオニアとして業界を牽引してきた当社グループにとっても特に厳しい事業環境となりました。
しかしながら当社グループは、この厳しい事業環境を、逆に、強固な収益基盤を確立し第三の創業に向けた離陸準備の好機と捉え、抜本的な構造改革を推進してまいりました。緊急事態宣言発令以降、訪日外国人が対前年比-98.6%となる中、店舗ネットワークの最適化、在庫削減、徹底したオペレーションコスト圧縮を行うと同時に、コロナ禍にあってもなお旺盛な日本製品に対する需要を取り込むべく、ライブコマースおよびeコマースを急拡大し、中国そして東南アジアにおけるビジネスを加速してまいりました。
今年は、消費者をデジタルの目で見つめ差別化された専門性を武器に、国境をはじめあらゆる境界を超える「クロスボーダーデジタルリテーラー」として飛躍する第三の創業に向けた元年となります。
まずラオックスのDNAのひとつである「専門性の追求」です。国内においては、家電量販事業、総合免税事業に続き、今年は高度に差別化され、かつデジタルと融合したラオックスにしかできない専門店新業態を立ち上げ、大きく展開していく予定です。
また中国市場、東南アジア市場はコロナ禍においてもなお力強く成長を続けています。中国市場において私たちは、これまで一線都市である北京、上海、深圳を中心に展開し大きくビジネスを発展させてきました。今後はその強固な事業基盤の上に、成長著しい新一線都市、二線都市にもビジネスを拡大していきます。加えて、東南アジア市場への進出もいよいよ本格化してまいります。ラオックスは、多言語を話し、多様なビジネス文化への深い理解を持つ組織を強みとしています。この強みを最大限に活かし海外市場展開を加速していきます。
更に、日本のメーカー各社様の海外事業展開における課題解決を専門に行う「海外事業本部」を新規に立ち上げました。近隣急成長海外市場では、優れた日本製品に対する大きなニーズが存在します。しかし、欧米の競合製品も大挙してやってきており、激しい競争環境が存在しているのも事実です。日本のメーカー各社様の優れた製品を正しく浸透させていくためには、カテゴリーごとに異なる深いコンシューマーインサイト(消費者理解)が欠かせません。当社の海外事業本部は、各社様の製品の真の価値、記憶に残るストーリーを踏まえ、コンシューマーインサイトを織り込んだマーケットインアプローチのご支援を基本に、メーカー各社様の近隣海外成長市場へのアクセスをサポートいたします。
またラオックスグループの中核事業会社のひとつであり、今年創業96年目を迎えるギフト最大手企業のシャディも大きな変革に踏み出しています。シャディの強みは、全国に広がる2,200社以上の販売代理店様と築き上げる「お客さまのための共創」です。そのために、お客さまのニーズを最優先要件として、デジタルトランスフォーメーションを急ピッチで進めています。商品面においてもプロダクトアウトに決して陥らないよう、あくまでお客さまのニーズを最優先に開発を進めてきており、上市済みの自社開発商品は大変なご好評をいただいております。
変革を加速させるラオックスグループ事業会社各社の成長を支えるべく、戦略機能会社もこの度再編しました。
新設置会社のラオックスデジタルは、世界中の最新イノベーションを貪欲に取り込み、ラオックスグループ全社のデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。またシャディ物流子会社であった旧スリーハート・コーポレーションは、新たにラオックスグループ全社の物流を支えるラオックス・ロジスティクスとして生まれ変わりました。今後は国内物流の最適化のみならず、物流面での海外市場へのアクセスを高度化すべくイノベーションを大胆に取り込んでまいります。さらに旧ラオックスSCDは、高い専門性を武器に、ラオックスグループ全社の不動産管理、店舗開発を一手に引き受けサポートする、ラオックス・リアルエステートとして新たなスタートを切りました。
ラオックスグループの歴史は挑戦の歴史でした。幾度となく苦境に陥りましたが、日本社会のグローバル化を目指し、決して歩みを止めず新たな道を切り拓いてきました。今後は、変革に邁進する事業会社群と、それをサポートする戦略機能会社群がラオックスグループ全体を大きく成長させていきます。創業一世紀に向け新たな第一歩を踏み出したラオックスグループにご期待ください。
GO BEYOND. LAOX.
代表取締役会長 羅 怡文

代表取締役会長 Chairman
羅 怡文

代表取締役CEO 飯田 健作

代表取締役社長 CEO
飯田 健作