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ラオックスの中国免税市場進出がいよいよ本格始動

2021.08.03

海南省海口市に合弁会社を設立
中国国営企業との提携により海南島免税市場で日系企業をリード

ラオックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:飯田健作、東証2部:8202)は、中国事業子会社である楽弘益(上海)企業管理有限公司[(らっこうえき、所在地:中国上海市、総経理:傅禄永(ふろくえい)]が、海南旅投免税品有限公司[(かいなんりょとう、所在地:中国海南島、代表:謝智勇(しゃちゆう)]および華揚聯衆数字技術股份有限公司[(Hylink、上海証券取引所:603825、所在地:中国北京市、代表:蘇同(そどう)]との共同出資により、上海、深圳、済南に次ぐラオックスグループの中国における第四の拠点となる中国海南省海口市に、2021年7月30日付で合弁会社を正式に設立しました。これによりラオックスは中国の北部、中央部、南部に次いで、中国政府が経済の牽引役として貿易や金融の自由化を進めているリゾート地「海南島」において、ラオックスグループの更なる事業拡大および販路拡大を図ります。


海南島は、コロナ禍による海外旅行が困難な中において、中国人の国内観光客が年間6,000万人を上回る「中国のハワイ」とも呼ばれる中国最南端のリゾート地です。2011年4月からは離島免税政策により、中国人が国内で免税で買い物ができる地域となり、2020年7月には一人当たりの免税割当額が3万元(約50万円)から10万元(約167万円)に大幅に引上げられました。これにより同島の免税店における2020年6月1日~2021年5月31日の免税品販売額は前年同期比236%増の455億元(約7,835億円)、購入者数は同144%増の延べ877万人、販売数は同152%増の4700万件に達したとも報じられました。中国人が国内にいながらにして免税で買い物ができる地域は、中国全土の中では香港と海南島のみです。新型コロナウイルスによる影響で海外旅行に行けない状況が続く中、海南島への免税品ショッピングを目的とした中国人の国内旅行人気はさらに高まりを見せています。

海南省三亜市に位置する海旅免税モール

6月28日(月)から30日(水)までの3日間、ラオックスをはじめ、日中の有名企業42社からなる海南視察団が海南島に到着、一行は一堂に会して海南国際経済発展局を訪れ、海南島の離島免税や越境ECビジネスの急速な発展と、海南自由貿易港における様々な政策の支援に注目、海南自由貿易港の越境や金融開放政策、ラオックスグループのサプライチェーン及び海南免税店開設計画、中日免税事業海南促進会の設立などについて活発な意見交換を行いました。

日中海南島視察団が現地視察の様子

海旅免税モール内装の様子

今回の合弁会社設立にあたり、ラオックスが日本製品のメインサプライヤーとなり、華揚聯衆及び海南旅投免税品と協力して、サプライチェーンへのさらなる浸透、大型免税店の設置、離島免税、消費品免税、越境EC、課税流通などの分野で発展モデルを革新し、消費者のオンライン・オフラインでのショッピング体験を向上させ、共に五つ星の免税サービスを提供していきます。  


  • 合弁会社の概要
(1)名称:「海南乐购仕供应链管理有限公司」
                      日本語「海南ラオックスサプライチェーン管理有限公司」
(2)所在地:中華人民共和国 海南省海口市
(3)代表者:張軼梅(ちょういつばい)
(4)事業内容:① 免税店およびオンライン(ライブコマース)での商品販売 ② 免税ライセンス企業への商品供給 ③ 日本メーカーおよび自治体観光課のブランド広告宣伝事業
(5)資本金:10百万人民元(約1億68百万円)
(6)設立日:2021年7月30日
(7)出資比率:
        海南旅投免税品有限公司 40%
        華揚聯衆数字技術股份有限公司 30%
        楽弘益(上海)企業管理有限公司 30%    

  • 合弁相手先の概要
海南旅投免税品有限公司について
海南旅投免税品有限公司は、国営企業である海南省旅游投资发展有限公司の完全子会社、主に海南本島で島外免税小売業を営んでおり、観光ショッピング、先端のケータリング、レジャー、エンターテインメント、その他のビジネス形式を統合したワンストップの免税ショッピングセンターを提供しています。
(1)商号:海南旅投免税品有限公司
(2)所在地:中華人民共和国 海南省海口市
(3)代表者:謝智勇
(4)事業内容:免税事業、各種小売事業、貿易事業、ロジスティクス事業等
(5)資本金:5億人民元(84億20百万円)
(6)主要株主:海南省旅游投資発展有限公司  100%
(7)設立:2020年7月
(8)当社との関係:
        資本関係:該当事項はありません。
        人的関係:該当事項はありません。
        取引関係:該当事項はありません。  

華揚聯衆数字技術股份有限公司について
華楊聯衆数字技術股份有限公司(Hylink)は、オムニチャネルマーケティングを統合し、情報技術マーケティングサービス、新小売、様々なコンテンツ作成を統合するグローバルマーケティング会社です。
(1)商号: 華揚聯衆数字技術股份有限公司
(2)所在地:中華人民共和国 北京市
(3)代表者:蘇同
(4)事業内容:広告代理業務等
(5)資本金:2億28百万人民元(約38億49百万円)
(6)主要株主:
        蘇同 29.4%
        姜香蕊(きょうこうずい) 14.2%
        上海華揚聯衆企業管理有限公司   11.5%
(7)設立:1994年6月
(8)当社との関係:
        資本関係:2019年10月に業務提携を締結し、華揚聯衆60%、当社40% の出資にて合弁会社日本華揚聯衆デジタルソリューション株式会社を設立。
        人的関係:該当事項はありません。
        取引関係:該当事項はありません。    

  • 楽弘益(上海)企業管理有限公司について
楽弘益(上海)企業管理有限公司は、当社グループの中国事業を統括する持株会社です。傘下にあるグローバル貿易、越境ECおよび飲食業などを行う事業会社の経営戦略策定、管理運営を担っています。
(1)商号:楽弘益(上海)企業管理有限公司
(2)所在地:中華人民共和国 上海市
(3)代表者:羅 怡文(らいぶん)
(4)事業内容:中国大陸グループ企業の運営・管理
(5)資本金:15億円
(6)株主:ラオックス株式会社  100%
(7)設立:2017年12月      


  • ラオックスについて
ラオックスは、1930 年に創業。2009年からは総合免税店事業を主軸にインバウンドビジネスのパイオニアとして業界を牽引してきました。今年、創業 91 年目を迎える現在、ラオックスは国内リテール事業、海外事業、生活ファッション事業、アセット/その他事業を手掛ける総合サービス企業グループとして成長を続けています。  

≪本件に関するお問い合わせ先≫
ラオックス株式会社 マーケティング本部 コミュニケーション部
担当:中島、呉(ご)
TEL:03-5405-8859 / Email: pr@laox.co.jp

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